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空間についてⅥ「絵画の空間-5」

現実の空間をキャンヴァス上に作り出す

ルチオ・フォンタナ「空間概念」1961年 大原美術館蔵
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裂け目を入れるフォンタナ
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ルチオ(ルーチョ)・フォンタナ(1899~1968)アルゼンチン

ミラノの彫刻家の父と、アルゼンチン人の母の間に生まれます。アルゼンチンで彫刻家としてスタート。その後抽象陶芸家として有名になったのち、アルゼンチンとミラノを行き来しながら芸術活動を進めて行きます。1947年に「空間主義の第一宣言」を発表した後、1949年にキャンヴァスに穴をあけた作品を初めて制作し、「空間概念」というタイトルがつけられました。その後のシリーズ・タイトルとなります。

キャンヴァスを切り裂くことによって、現実の空間をキャンヴァス上に出現させています。見せかけの空間を再現するのではなく、現実の空間を直接見たり感じたりすることができる絵画です。その空間は、絵画という物を越えたずっと先につながっている空間なのです。

また、裂け目は裂け目として見せるだけではなく、線としての造形的な美しさも存分に感じることが出来ます。金属で(刃物)描かれた(裂かれた)線は、キャンヴァスと筆とが接触することによって生まれた線とは異なり、一気に引かれた、無駄のないシャープな美しい線です。

フォンタナは言います。
「空間をあけることによって、芸術に新しい次元を生みだし、宇宙に結びつくことを願っている。」

《空間概念》1964年
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穴をあけるフォンタナ
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《空間概念》1965年
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テーマ:アート - ジャンル:学問・文化・芸術

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