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ジャクソン・ポロックⅢ


ジャクソン・ポロック(1912~1956年) アメリカ・ワイオミング州生まれ
抽象表現主義を代表する画家

1930年 ニューヨークの美術学校に入学する。
1935年 貧困な画家を救済するための「連邦美術計画」に参加する
1936年 メキシコの壁画作家シケイロスの工房に参加する。実験的技法
      や新素材(エアーブラシ、合成塗料、ラッカー)の知識を得る。
1943年 大富豪ソロモン・グッケンハイムの姪で、美術画廊を経営する
      ペギー・グッケンハイムに気に入られ契約する
1946~51年 キャンバスを床に置いて、絵の具を注いだり、滴らせたり
      する独自の技法で制作する
1956年 アルコール依存症が悪化。飲酒運転で木に激突して即死。44歳

オールオーヴァーの絵画について
壁画
《壁画》 1943年 247×604.5㎝  ヒエラルキーが無い絵画

パトロンのペギー・グッケンハイムの居間を飾るために描いた作品。明確なイメージが失われ抽象的な表現になっています。黒い線が不規則に繰り返されることでオールオーヴァー(全体を覆う)な画面が作り出されています。絵の中心や焦点が定かでない、瞬時には捉えられない作風に向かい始めた作品。

All Over「全面を覆う」という意味。オールオーヴァーの絵画とは、色彩や線で画面全体が覆われている絵画をいいます。画面の中に中心となるものが描かれていないので、鑑賞者は画面のどこにも焦点を合わせることができずに、視線は画面上をさまようことになります。オールオーヴァーの絵画は、部分と全体といったヒエラルキー(階層構造)がないのです。部分が即、全体となる構造です。つまりそれは、花瓶の花の絵であれば、まず最初に花に目がいき、次に花瓶、テーブル、背景といった順番がありますが、その順番といったものが存在しないということです。

1888年ゴッホひまわり
ヒエラルキーがある絵画 ゴッホ《ひまわり》1888年

又オールオーヴァーな絵画は、前景と後景、地と図がらの関係、遠近法による奥行き感(イリュージョン)が無い平面的で等価的な絵画構造となっていて、モダンアートが追求してきた芸術表現としての平面性を具現化しています。

オールオーヴァーの絵画の先駆けとなる作品としては、印象派の画家モネの「睡蓮」があります。

モネ睡蓮
モネ《睡蓮》1920~1926年

ジャクソン・ポロック《熱の中の眼》1946年
pollock_eyes-heat.jpg


厚く盛り上がった線が幾重にも重なった重厚な画面は、物体としての絵画の存在を強く感じさせます。イメージを、交錯する線の下に閉じ込めたような表現です。

次回は、ポロックによる「ポード絵画」をご紹介します。
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テーマ:アート - ジャンル:学問・文化・芸術

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