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フォーヴィスム(野獣派)Ⅱ

フォーヴィスム(野獣派) 1905~1908年・フランス

アンリ・マティス アンドレ・ドラン モーリス・ド・ヴラマンク

名称の由来
   1905年の秋に出品されたマティス、ドラン、ヴラマンクたちの自由奔放で強烈な色彩の作品
   に対して批評家が、その荒々しさを野獣の凶暴さにたとえてフォーヴ(野獣)と蔑称を与えた
   ことによります。

フォーヴィスムの作品の特徴
   ■ゴッホ、ゴーギャンの影響を受けている
   ■原色を使った荒々しい色彩表現(感情を色彩で表わす)
   ■細部を大幅に省略し、大胆な形に単純化(パターン化)した平面的な表現
   ■「力強い表現」を求めて現実には有りえない色彩で描く。
     (描く対象物の実際の色に縛られないので、現実の風景や人物と似ても似つかぬ色で
      表現されている。赤や青色の木、黄色い空など)
   ■色彩の対比による画面構成。色彩によって空間を作り出す。

    心に感じた色を自由に使い、感情や感動を力強く表現する

    現実をそのままに再現する役割から、色彩を解放した

アンリ・マティス (1869~1954)

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マティス《緑のすじのある肖像(マティス夫人)》1905年 41×32cm

1905年のサロン・ドートンヌ(秋のサロン)に出品されてセンセーションを巻き起こした作品のうちの一枚で、小さな作品にも関わらず、強烈な色彩に圧倒される作品です。大胆な色面で構成され、原色を対比させることで力強い夫人像が描き出されています。緑色のすじが、マティス夫人のキッパリとした感じをよく表わし、画面から立体感が失われることを防いでいます。このようなフォーヴ期に於ける自由で強烈な色彩表現が、後のマティスの数々の名作の下支えとなっています。

帽子の女1905年_convert_20091122153037
マティス《帽子の女》1905年

1905年のサロン・ドートンヌでセンセーションを起こしたもう1枚の作品。実際のモデルの肌や服の色に捉われずに、自分が感じ取った色が大胆にキャンヴァス上に置かれています。背景は女性の強い色彩と対応するように配色され、女性を引き立たせながらも同化し、画面全体に統一感を与えています。
「こんな人間がいるものか!」という人々の非難に対して、「私だって町でこのような女性に出会ったら驚く。私は女性を創造したのではなく、絵を描いただけ」と反論したのです。

開かれた窓コリウール1905年_convert_20091122154314
マティス《開かれた窓・コリウール》1905年
南仏の強い光が画家を変える!

輝く地中海の光に出会った歓びが溢れた作品胸躍るような明るい風景を前にした、マティスの感動がよく伝わってくる作品です。 鑑賞者もマティスと同様な視覚体験が味わえる作品。窓越しのコリウール(スペインに近い南仏の街)の風景が、現実の色彩から離れて大胆なタッチで生き生きと描かれています。窓の外の風景は白い下塗りを生かしたタッチで、室内は平塗りで描き内と外の感じを描き分けています。

次回は、ヴラマンク、ドランの作品をご紹介します。

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