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美を巡る「花」Ⅲ

【薔薇】


倉又史郎《ミス・ブランチ》1988年 63.2×51.4×93.7
Miss20Blanche.jpg

倉又史郎(1934~1991)

プロダクトデザイン・空間デザインを数多く手掛けた世界的なデザイナーです。
「ミス・ブランチ」は、「欲望という名の電車」のヒロインの名前です。コクヨのサポートを受け、1988年の「KAGU展」(テーマは欲望)に出展されました。
彼の生涯のテーマは【夢心地】でした。アクリル樹脂に封じ込められた造花の薔薇は重力を失い、浮遊しているかのようです。装飾性に溢れた椅子です。
倉又が1991年に突然他界したあとも「ミス・ブランチ」は製造されましたが、高価でほとんど手作りということもあり、56脚(彼の享年)で製造中止となりました。
「ミス・ブランチ」は、ニューヨーク近代美術館(MoMA)、パリ装飾美術館などで観ることが出来ます。


ルノワール《薔薇》1910年
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ルノワール(1841~1919)

「芸術が愛らしいものであって何故いけないんだ?世の中は不愉快なことだらけじゃないか。」ルノワール

ルノワールはこの言葉の通り、愛らしい子供・花・楽しく集う人々を描いた作品を多く残しました。
明るく幸福感が伝わる「薔薇」が描かれています。タッチは、薄い絵の具を何度も塗り重ねられ、羽毛のように軽くて柔らかです。ルノワールの色、バーミリオン(朱色)の温かみが伝わる華やかな作品です。

《薔薇を持つガブリエル》1911年
薔薇を持つガブリエル1911年_convert_20100726034217

画面が盛り上がっているかのような肌のふくよかさとみずみずしさ、ゆるぎのない重量感を感じます。白の色遣いが絶妙で、ガブリエルの華やかさをより一層引き立てています。



井上有一「花」
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井上有一(1916~1985)現代の書家 文字の造形美を引き出す(文字を描く)

東京生まれ。美術の抽象表現主義に呼応した実験的な一字書の大作を発表し、書の世界に新風を巻き起こしました。サンパウロ・ビエンナーレ展など海外でも作品を発表しています。

かすれた線が陰線(白い線)と陽線(黒い線)を作り出し、字形に変化をつけながら背景の白い空間と融合しています。又大胆なトリミングがなされています。井上有一は、筆触の造形性と文字に備わった造形性を幅広く追及し、「アートとしての書」の確立を目指しました。



マネ《フォリー=ベルジェールの酒場》1882年
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部分
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マネ(1832~1883)

女性の後方は鏡なので、現実にはありえない構図的・空間的矛盾が生じていますが、絵画としての面白さ・効果を演出しています。当時すでにカメラの普及によって現実を忠実に再現する点においては写真に譲っていた画家にとって、絵画の持つ意義を表した作品と言えます。

グラスや薔薇の質感が、巧みな無駄のない筆さばきで描かれています。

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テーマ:アート - ジャンル:学問・文化・芸術

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